夏休み親子のためのオーケストラ体験教室体験記!
2018年8月4日。今日も大阪は身の危険を感じるほどの暑さ。
四ツ橋線岸里駅より徒歩2分。大阪フィルハーモニー会館で行われた人気イベント
「夏休み親子のためのオーケストラ体験教室」
に家族3人で初参加してきました。
Contents
◆大阪フィルハーモニー会館入場
入場料1席1000円。大人気のイベントのようでチケットはもちろん完売。
事前に予約しておくことは必須です。
入場すると多くの親子連れでおおにぎわい。当然ですが子供だらけ!
体育館を半分に切って斜めに椅子を配置したような大阪フィルハーモニー会館の会場。
そして各楽器の演奏者が普段の正装とは違い、カジュアルな私服で各々音の確認を行っています。
いよいよコンサートマスター、指揮者が入場し1曲目がスタート!
ワーグナー/歌劇「ローエングリン」より第3幕への前奏曲
指揮のことはよくわかりませんが、指揮者の船橋さんの指揮はパワフル&コミカル感!
そしてクラシックが分からない自分でも軽く鳥肌が立つくらいの音の迫力です。
◆それぞれの楽器説明と体験コーナー
1曲目が終わると指揮者の船橋さんの進行で各楽器の説明です。
クラシック楽器は大きく分けて3種類。
弦楽器、管楽器、打楽器
30分ほど各楽器の担当者が順番に耳覚えのあるフレーズを演奏しアピールします。
トトロやサザエさんなど、子供から大人まで知っている曲で各楽器の魅力を伝えてくれます。
今まで知らなかった各楽器の音や役割がわかり非常に興味深かったです。
「親子のためのオーケストラ体験教室」今年も無事終了いたしました。
楽器紹介では毎回演奏者らが工夫を凝らしていますが、今年のホルンはおそろいの衣装で登場。森のくまさんを聴いていただきました。
そして来年はついに20年目を迎えます。またぜひお越し下さい! pic.twitter.com/iCvZfd62Se— 大阪フィルハーモニー交響楽団 (@Osaka_phil) 2018年8月5日
その後、好きな楽器のコーナーに子供達が並び演奏体験。
時間が15分ほどしかないので、1楽器がやっとの時間配分なので事前に狙いを定めて演奏体験したい楽器を決めておくとよいでしょう。
◆なんと指揮者体験ができる!?
次のコーナーは指揮者を体験してみようのコーナー。
どんな感じなのか興味しんしんです。
男子女子2名ずつ、希望者がじゃんけんで選ばれます。
子供は皆積極的に手を上げて立候補!自分はいつからこの行動力を失ったのかなぁなどと考えながら微笑ましく見守ります。
じゃんけんに勝ち残った4人のちびっこ達が、大阪フィルハーモニーを指揮するという超珍風景!
早くなったり遅くなったりするちびっこ指揮者にきっちり合わせる楽団のプロスキル!
めちゃくちゃ滑稽で笑えます。
3人目1番小さな女の子が名前を上手く言えず泣き出し、お母さんに抱かれながらの珍しい親子指揮者、ほぼお母さんの指揮ですが。。。
4人目、小学三年生の男の子。なかなかしっかり自己主張。
しかし、違う曲を選んでほしい進行サイドの意図を完全無視で全員「ヨハン・シュトラウスのラデツキー行進曲」を選びます。
さすが三年生にもなるとまあまあ安定していて逆におもしろくない(笑)
本日は今年19年目を迎えた恒例行事、「親子のためのオーケストラ体験教室」初日。写真はじゃんけんで選ばれたお子さんたちによる打楽器体験の様子。大阪フィルの打楽器奏者たち指導の下、オーケストラと「カルメン」前奏曲の最後の部分を共演しました。 pic.twitter.com/U8fID5Xdez
— 大阪フィルハーモニー交響楽団 (@Osaka_phil) 2018年8月4日
次は大人2人が指揮者に挑戦!
これまたまあまあ皆積極的に希望者がでます。
女性が2人。
ここでやっと違う曲、「ベートーヴェンの運命」が演奏されます。
なかなかできない体験ですが、子供よりヘタなのでは??
次の女性はオーケストラ経験者。
さすが経験者?まあまあカタチになってましたが、これまたおもしろくない(すみません笑)
それにしても日本でも屈指の大阪フィルハーモニー交響楽団を素人が指揮できるなんて本当に貴重な体験だなと思いました。
◆ついに我が子が大阪フィルハーモニーオーケストラに!
次は打楽器でオーケストラに参加コーナー。
曲はビゼーの歌劇「カルメン」第1幕前奏曲より。
なんとうちの5歳の息子がじゃんけんに勝ち残り、8人に選ばれた!
シンバルの担当。親心でドキドキしましたが、やはりぶっつけ本番で上手くたたけず。本人も少しくやしそう。
次の女の子はまあまあ上手くたたいてたのでなおさらでしょう。
ただいい経験になったと思います。
次はオーケストラ質問コーナー。
ここでも子供達が臆することなく、挙手!
「ハーブはいくらするの?」※100万くらいするそう!
「音は外にもれないの?」※もれないと設備の方が説明
など純粋な質問を行います。
次はオーケストラと一緒に歌おうコーナー
「となりのトトロ」より、さんぽを皆で歌います。
さすがにオーケストラの音に声は埋もれ気味。絶叫系の子供を除いて!
最後はボロディンの歌劇「イーゴリ公」より「だったん人のおどり」
アンコールはオッフェンバックの喜歌劇「天国と地獄」序曲より「カンカン」。運動会でよく聞かれる曲ですね。
ステージに皆が降りてパーティ会場状態!
あっという間の1時間半でした。
◆超オススメ!夏休み親子のためのオーケストラ体験教室
オーケストラを純粋に聴きたいなら物足りないと思いますが、オーケストラ初心者が子供と一緒に気楽に楽しむなら最高にお得なコンサートだと感じました。
そして演奏者1人ひとりが自分に自信を持っているオーラ。こんな生き方働き方をしたいものだなぁと。
もっと自分の仕事生き方を充実させねばならないとオーケストラとは違う気持ちも湧きました。
最後は飽きて不機嫌にぐずりだす息子。夏の暑さにもキレだす始末。
しかし帰りの地下鉄に乗るや機嫌がケロリ。やはり息子はクラシックより電車のようです。