秘密のケンミンショー山形県!次に来るご当地グルメはコレ!
日本各地には、秘密のケンミンショーやマツコの知らない世界で紹介されてもおかしくない、まだまだ世に知られていないおいしいご当地グルメがたくさん存在するはず!
日本全国の「これからくる!」ご当地グルメを地元の方の生の声を中心にリアルなクチコミをお届けします。
観光や出張で訪れる際にぜひ参考にしてみてください。
ここでは「山形県」のご当地グルメを紹介します。
Contents
◆山形県おすすめご当地グルメ①「むくり鮒」
むくり鮒は山形県東置賜郡川西町の玉庭地区(かなり田舎)の郷土料理です。
江戸時代に質素倹約で有名な上杉藩の上杉鷹山講が推奨した食べ物との事です。
私は50代で永く山形に住んでいますがこの食べ物を知ったのは最近です。
かなりレアな食べ物だと思います。
冬の間しか出回りません。
手間がかかっているので小魚10匹で1500円程度と少しお高めです。
小さなフナの内臓を取り→ペろんとめくり(むくり)→めくったら水で洗って、網で焼く→焼いたフナを冷凍庫で一晩寝かして→高温の油で2度揚げする→最後に甘辛のたれをつけて出来上がりです。
味はみなさんが想像するフナの味をはるかに上回る美味しさで多分ビックリする筈です。
フナ独特の臭みもきれいに洗っているので有りません。
二度揚げなのでカリッカリ。
ほんのちょっと苦味が有りますがそれがまた酒に合う(子供は駄目かも)幻と言えるほど市場に出回りませんが川西町に有る「かわにし森のマルシェ」にて売っています。
限界集落といえる川西町玉庭地区で作り手の後継者もいるのかいないのか???
もしかしたら10年位で作れる人がいなくなるかもしれません。
そうなる前に興味のある人(特にのんべいは)是非ご賞味下さい。
◆山形県おすすめご当地グルメ②「酒田米菓 オランダせんべい」
酒田市にある老舗、酒田米菓のオランダせんべいは、庄内地域産の一等米で作られた薄焼きせんべい。
昭和37年の発売以来、お土産品としても地元民のお茶請けとしてもとても喜ばれる、パリッと軽い塩味のおせんべいです。
オランダという名前ですが、これは「私たちの米で作った私たちのせんべい」からきています。
「私たち」は地元の方言で「オラだ」と言います。
「オラだのせんべい」から「オランダせんべい」という名前になりました。
一袋20枚入り150円前後でお土産屋さんや地元のスーパーでも買えます。
この酒田米菓は「オランダせんべいファクトリー」という工場があり、長さ395mもある見学コースがあります。
せんべいの豆知識や歴史、昔の機械設備の展示などがあります。
途中、オランダせんべいの試食をさせてくれるところがあり、焼き立てのほんのりあたたかいせんべいを食べるのも、いつもと違っておもしろい経験です。
工場見学のあとは2階にある売店で商品を買うことができます。
オランダちゃんというキャラクターを使ったグッズや、ここでしか買えない商品、季節限定品というものもあるので、ぜひ立ち寄りたいところです。
売店の横にはカフェがあり、米粉のパンケーキやミルクソフトなどが人気です。
オランダせんべいの生地を自分で焼く、おせんべい作り体験もできます。
◆山形県おすすめご当地グルメ③「松の木橋の菅原だんご」
お花見の時期にしかオープンしないお店です。
手間暇かけて作っただんごは、あんこときな粉の2種類を販売しています。
非常に柔らかくすぐに食べるのがおすすめ。
お店にいくと10本や20本買っていく人が当たり前のようにたくさんいます。
お隣の齋藤さんのお宅は親類関係。
両方でやっています。
少々、両家で違いがあるもののどちらを食べてもハズレなしです。
隣合わせで販売しているので、空いているほうに入ればいいと思い向かうのですが、いつもどちらも劇込みの人気ぶりです。
普段は農家で、お花見の時期の1ヶ月だけオープンします。
3月の後半くらいになると「いつはじまるのか」と問い合わせに追われる毎日だそうで、それだけ楽しみにしている人が多くいる知る人は知る人気店です。
一応、夕方6時くらいまでの営業時間にはなっているのですが、実際のところは売り切れた時点で終了となっております。
予約で何十本も買っていく人もいる為に、間違いなく食べたい人は必ず予約を入れるか遅くとも午後の早いうちに行くことをお勧めします。
ちなみになぜ、松の木橋のだんご屋さんというのかは、近くに「松の木橋」という橋があって、そこから自然と「松の木橋のだんごやさん」と呼ばれるようになったそうです。
◆山形県おすすめご当地グルメ④「一寸亭」「いろは」冷たい肉そば・冷たい肉中華
夏がとても暑い盆地の山形県では冷たい麺類のメニューが特に豊富です。
氷が浮かんだ冷たいラーメンなども有名ですが、県内河北町谷地では冷たい肉そばというお蕎麦がとても人気です。
そば処山形ではざるそば・板そばなども有名ではありますが、透き通ってごくごく飲める冷たいスープと親鳥の肉を柔らかく煮込んで歯ごたえのあるそばの上に乗っていてシンプルですが飽きのこないお蕎麦に仕上がっています。
さくらんぼの収穫シーズンの5月から夏休みの8月頃にはたくさんある町内のお蕎麦やさんには行列ができています。
県民や地元住民のそして、老若男女問わず人気の定番食となっています。
肉そばの有名店の中でも河北町には、「一寸亭」と「いろは」という2大勢力が特に有名で、本店以外にも町内に何店舗も暖簾分けされており、どこもお昼は大盛況です。
人口も少ない田舎町ですが、週末のお昼には観光客と地元住民で大行列ができます。
本店と分店で微妙にだしの味や肉の味付けも違うので、何店舗か食べ歩くことで自分の理想の肉そばに出会えることでしょう。
またお蕎麦ではなく中華麺を使用した冷たい肉中華も有名でその日の気分に合わせて、肉そばにするか肉中華にするか選んだりするのが地元住民の王道と言えます。