「秘密のケンミンSHOW」山形県!「庄内弁」難易度が最上級すぎる理由!6月20日
人気のケンミン語講座!今回は山形県の方言をピックアップ!
理解不能!山形県難易度最上級「庄内弁」とは?
山形庄内弁講座レクチャー!
◆山形庄内弁は江戸時代の北前船の影響
酒田湊は、江戸時には北前船西周り航路の起点でした。
冬期間以外は常に諸国からの船でたいそう賑わっていました。
山形県内各所から集積された米、青苧、紅花などの産物を、日本海側の西周り航路で京都や大坂まで運びました。
帰り荷には、船の安定を保つため、あえて重い諸国の名石を船底に積み船の安定性を高め、そのほかにも様々な諸国の産物を買い込み売りさばくというのこぎり商いをしていました。
様々な物資とともに人の行き来も盛んだったわけで、現在まで残る上方言葉が色濃く反映されている庄内弁も数多く残されています。
酒田弁の語尾に使用される「〇〇のぅ」や「んださげ」なども京都言葉から転じたものとも言われています。
庄内弁と言っても、酒田と鶴岡市とでは違いますし、庄内町などの語尾は「んだにゃあ」などとと特徴的で微妙に違います。
いずれにしても現代の子供たちはほとんど使わないため、将来的にはすたれていくのでしょう。
何とか残そうと方言カルタなどが作られ高齢者施設で楽しまれていたり、お土産物として観光施設でも庄内弁手ぬぐいが売られていたりもします。
近年はラインスタンプで「庄内弁」と検索すると、様々な作品が作られ売られています。
私も子供たちとのラインのやり取りには好んで使っています。
探してみてください楽しいですよ。
我らがサトシオオノに
庄内弁喋る役こねぇかなと
本気で思う
今日この頃
まぐまぐでゅうとか言ったら
ぜったいかわいい
(庄内弁→山形県庄内地方の方言) pic.twitter.com/NnIOxSGZb5
— しおさば(リプ出来ずごめんなさい🙏) (@gozzo4038_yama) 2018年11月4日
◆山形県の方言は「山形弁」と「庄内弁」2種類
山形県の方言は内陸地方の山形弁と日本海側の庄内地方で話される庄内弁の2種類があります。
山形県がテレビ番組で紹介されると必ず山形弁のいわゆるずーずー弁(語尾にずがつく)がでてきますが、庄内弁とは全く違います。
北前船の影響があると言われています。
また庄内弁も鶴岡市と酒田市では違いがあります。
庄内弁の特徴は語尾に「~の」がつきます。例えば、ありがとうは「もっけだの」になります。
難易度最上級と言われる理由はわかりませんが、緯度がフランスと同じくらいで、発音の抑揚がフランス語に似ているという話を聞いたことがあります。
本当に似ているかはさだかではありませんが。
聞いても意味が分からないと思う言葉は「やばち」これは水に濡れたときに使います。
「はっこ」は冷たく感じた時に使います。
「やちゃくちゃね」は散らかっている、「あべ」は一緒に行こう、「しょす」は恥ずかしいになります。
「あんべわる」=かっこわる
「まぐまぐでゅう」=気持ち悪いよぅ・わけわかんない!
「おぼげだ」=驚いた
「せばのー」=またね!
などなど、ほとんど意味不明の外国語状態に感じるでしょう。